よりよい印鑑に

シャチハタイメージ

シャチハタには、「インクの通り道」という名のパーツ部分があります。
このパーツ部分を、「印字体」、または、別名「印面ゴム」といいます。

この「印字体」というパーツは、スポンジ状のインクの通り道となっていて、穴は塩によってできており、ゴム印の穴に向かってこの穴の大きさが小さくなっていき、ゴム印の印面部でインクが大量にポタポタ流れて行ってしまわないように、インクの流れる量を調節し、適量のインクを染み渡らせる働きをしています。

この大→小になっている連続気孔の中を、インクが適量に流れて調節されて、通っていく構造となっているのです。

しかし、シャチハタが出始めた頃は、ネーム印はゴム印でできているために、シャチハタを使っていくたびに、ゴム印の摩擦・すり減りがとても激しく、押していくたびに捺印されたシャチハタの形が波打っていたり・色の濃さ・薄さに違いが生じてしまったり・押した印がガタガタになってしまっていたり、というシャチハタを使っていく上で、改善していかなければならない問題・苦情が多く寄せられていました。

そのたびに、シャチハタのパーツ部分の交換が可能となる機能・インク補充の機能・インクが通る連続気孔の穴の調整などを、絶えず繰り返し行っていって改良していった結果、今日のような、長期的かつ安全に使用できるシャチハタへと進化していったのです。

シャチハタの便利さを追い求めていくということは、ふとしたききっかけで生み出された半人前のアイデアを、使っていく人々の手で、どういうふうに社会的により役立つ一人前のものへと成長させていくか、という、一つの成長実験ではないでしょうか。

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